【小技】スラップ・フィルフレーズ!
今回紹介するのは「難しそうで簡単な、ちょっと難しいスラップ・フィル」
ファンク風で少し捻りを入れたスラップ・フィルを解説します。
このフィルの良い所は、マンネリ化したオクターブフレーズからの脱却、形で覚えてしまえばKeyが変わっても応用が利く事と、弾けてる感が満載なので楽しくなれる事です。
それとサムピングも少し鍛えられます。
Tab譜と音源を用意しましたので、試してみて下さい!
フィルイン(Fill-In、「埋める」の意)とは、主にドラムセット(広義ではギターやピアノ等の伴奏も含まれる)における演奏技法である。 一定のパターン演奏を繰り返す中でパターンの最後、もしくは楽曲の繋ぎ目の1~2小節で即興的な演奏を入れ、変化をつけることを指し、楽曲のスパイス的な意味合いから日本ではオカズと呼ばれる。
コードはEm7、入り口は単純なよくあるラインですので解説を省きます。
このフィルの頭は3小節目の4拍目裏から始まっていて、フィルの終わりは5小節目の1拍目までです。(赤枠の部分、後半も同様)
つまり、小節をまたいで始まり、小節をまたいで終わります。
ファンクに限らず、ポップスなどでもこのような小節をまたぐフレーズはいっぱいありますのでこの感覚も引き出しに入れてみてください。
フレーズ解説
このフィルは前段と後段の二段構えで運指やリズムは同じですが、”Em7”のコードに対してそれぞれ音使いを変えています。
ちょっとした違いですが、同じフレーズの繰り返しよりも統一感を出しつつ変化を加えているので面白みも増すと思います。
ハンマリング(H)やプリング(P)スライド(S)を使ったコンビネーション・プレイはグルーヴを生む要因だったり、表現力の幅を広げてくれます。色々なパターンで練習してみるのもいいですね。
【Fill 1】♭9thを加えたマイナーペンタトニック
このフィル①の進入音はm7thのDからルートのEそして♭9thのFに行き、2弦9フレットのB(5th)に向かって戻ります。4小節目の頭の1弦10フレットの”F”の音がEmに対して♭9の怪しい音をアクセント的に使っていて基本はマイナーペンタです。m7,R,4th.5th
2弦9フレットのB(赤矢印)は右手でのピッキングはせず左手の小指で叩くようにハンマー・オンします。
サムを入れても問題ないのですが、滑らかにつなげる為に左手のみで弾いてみました!
そして後から気が付いたのですが、4小節目の4拍目頭(赤枠)の1弦7フレット2発、僕は一つ目はプル、二つ目にサムを入れていますが、ここはダブル・プルでもいいですね!
ただ、1弦のサムピングは音量が出しにくく、意外と難しいのでどちらでも出来るとベストです!
【Fill 2】♭5thを加えたマイナーペンタトニック
フィル②では運指、リズムはフィル①と同じですが、m3から4th,♭5に行きRに向かって戻ります。
赤枠の3弦6フレットのM7の音もちょいおしゃれですよね。♭5、M7の音で雰囲気が出ます。
ちなみにフィル②はすべてサムピングで弾き切りました。特に意味はなく手癖で弾きやすかっただけですので、フィル①と同じタイミングでプルを入れても大丈夫です!むしろ自分が弾きやすいようにアレンジや奏法を変えてみるのもいいかもしれません
今回はスラップでのちょっとした小技の紹介でした!
また機会がありましたら小技フレーズを紹介していきたいと思います。
宜しくお願い致します。
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