6弦ベースユーザーにオススメしたい一冊!

近年、多弦ベースの普及も進んで6弦ベースを使用している方をよく見るようになりました。

手に入れた理由は様々だと思いますがHi Cがプラスされることで音域が増えるだけでなく使い心地や運指の幅も広がってきます。

正直、私は使いこなせる自信がありません。6弦ベースを弾く機会もありますが、ソロ以外でC弦を触ることがあまりなくミュートも格段と難しい事から5弦をメインに使っています。やはり1弦はG弦の方が落ち着きます。

ですが6弦ベースの機能や音楽的な可能性が幅広いのもまた事実。

今回は6弦ベースユーザーにオススメしたい一冊を紹介します。

 

「TONY GREY’s Bass Method です。

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¥4,320 と教則本にしては少し高いです。ファンじゃない限り手に取らない=マイナー本なんじゃないかと勝手に思っています。

そもそも店頭であまり見かけません。

しかしその中身がとても詰まった内容だったので6弦をメインに活動したい方に紹介したいとおもいます。トニー・グレイを知らない方、興味ない方でもレベル上げの過程だと思えばいけるはずです。

 

”6弦ベース・プレイを世界水準へと押し上げる、新たな練習法”と聞けば少し大げさな気もしますが。

トニー・グレイがミュージシャンとして成長するのに役立ってきた事を沢山語っています。

そして本編全てが楽譜でTAB譜は出てきませんが、フレーズ練習帳ではないので複雑なリズムも出てきません、楽譜に慣れたい、強くなりたいと、自分を追い込める方にはいい教材かもしれません。楽譜が全くダメな人もトニー・グレイ本人が弾いているDVDも付属するので合わせて使ってみるといいですね。

Chapter 1 ~ Chapter 8の構成

Chapter 1 ~ テクニック

この章では冒頭に”敏捷性と持久力、手の力、サウンドを向上させるための練習、練習はあくまでもパターンであって、それ以外のものとして分析する必要はない”

と述べていて、1~7日に分け、左手の4指とすべての弦を弦を使ったストレッチと持久力をきたえるメニュー。

遅いテンポで発音を気にしながらバーティカルにホリゾンタルにまんべんなく動くので敏捷性と持久力以外にも両手の強化には欠かせないChapterです。

一日の練習時間は30分ほどで一週間をサイクルする、要はルーチンワークにして徐々に絶対値をあげることが目的です。

 

Chapter 2   ~ 調号とメジャーモード

ちょっとした理論が載ってます。トニー・グレイの解説を見れるのはありがたいですが、ガッツリというよりは予備知識の確認程度に使うといいでしょう。

 

Chapter 3 ~ インターバルとは何か

Cのメジャーモードを基盤に各モードスケールのインターバルについて触れています。

インターバルを学ぶのはスケールを学ぶ上で重要ですが同時に耳を鍛える事も出来るのでソロやアドリブなどで役立つとおもいます。

B弦解放からC弦24フレット内に存在するスケールを無理なく弾く為の運指を書き出していて各スケール全音域を使って練習していきます。

3度音程、4度音程、5度音程、6度音程によるスケール練習も指と弦に指定がありので為になります。

 

Chapter 4  ~ コード・チェンジに合わせた旋律的なソロの考え方

曲中で自由にメロディックなソロをとりたい方には必見のChapterただスケールを覚えてどうぞではなく、コード進行、コードチェンジの際のスケールの変わり目のコツやテンション感を鍛えられます。しかしあくまで考え方であって具体的なソロ例などはありません。この考え方を基盤に自分で広げよう!というものではありますが、「どうやってソロをとろうか」と悩む事のある方にはいいメニューだと思います。根気よく行う必要がありますが…。

 

Chapter 5 ~ トライアドの構造およびその転回形

ここではコードの基本となるトライアドとその転回形、指板上に存在する最低音から最高音にかけて弾く為の運指パターンの強化を行います。

まぁもっと早い段階で出てきてもいいのでは?と思いましたが次の4和音のコードを理解するための前ふりですね。

しかしトライアドは音楽的にとてもバカにできないので別途理論を学ぶとより柔軟に考えられると思います。

 

Chapter 6 ~ 4音からなるコードの構造およびその転回形

Cメジャーコードに7度を追加するとCM7、マイナー7度を追加するとC7、同じメジャー系でも種類と機能が変わってきます。これは他のトライアドにも言える事なので4和音になると少しややこしくなってきますね、、、

内容はChapter 5で行った事とほぼ変わりませんが4和音の基本形、第一転回、第二転回、第三転回を用いて上行と下行の練習です。

転回を柔軟に考える事が出来るとコードトーンとスケールの関係性が見えてきます。6弦ベースは音域が広いので転回の幅も広い分練習が必要となりますね!

 

Chapter 7 ~ 関連性のないコード・チェンジにおける四和音の動き

関連性のないコードを組み合わせた進行に合わせてダイアトニックの4和音の上行と下行を行う。

実際に複数のキーが入り混じる曲もあります、転調、簡易転調など様々ですが、その場面でソロやラインを弾く時に役立ちそうです。

ハーモニーやテンション感を意識する事が出来るのでこの練習方法は面白いですが、関連性のないコードを並べるにはダイアトニックコードを覚えなければなりませんので少し勉強が必要になりますね。

 

Chapter 8 ~ 練習スケジュールと創造的な練習課題を整える方法、先達の言葉、僕からのアドバイス

ほぼ締めの言葉のChapterではありますがここでの練習課題を整え、スケジュールを組む方法は参考になります。すぐ読み終える事ができますがなにかヒントを掴めるかも知れません。

あと、先達の言葉はほんの一言ですがトニー・グレイが響いた言葉なんでしょうね、その中のエイブラハム・ラボリエルの言葉で”「練習方法には気を使うんだ。それで自分のサウンドが決まるからね」”は妙に説得力がありました。

 

”6弦ベース・プレイを世界水準へと押し上げる、新たな練習法”読んでみて6弦ベースを使うことを前提に書かれていますが、内容は4弦5弦にも落とし込めることで、自分で世界をどう広げるかが重要なことだと思いました。練習法の改善、ヒントとして活用するにはとてもいい教材です。

吸収できるのはあくまでも練習方法です、この練習から自分で課題を探りメニューを組み立てていくものですので、自分との戦いでもあります。なので面倒くさがりの人は少し苦ではありますね笑

しかし総合的にみてとてもいい教本だな、と思ったのでオススメします!

6弦ベースに特化した教則本、それも世界的に有名なベーシストが書き出したものとなるとそうあるものではありませんので、見かけることがありましたら目を通してみてください。

 

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